南田緑香

できた空き時間には

 友達と計画を立てていた「都内の美術館で展覧会を見てから食事」の予定がキャンセルになってしまいました。  でも、どうしても見たい展覧会だったので、都内に出かけて用事を一つ済ませた帰り、時間が空いたすきに、ささ〜っと見てきました。  驚いたことが一つありました。  美術館の入り口に「65歳以上無料」の掲示が。  いつもなのか、今だけ特別なのかはわかりませんが、この美術館では水曜日、企画展のシニアの料金が無料になるんですって!(上野の東京都美術館。ちなみに私の入場料は1600円)  無料というだけあって、美術展はそこそこの入りでした。たくさんのお元気なお兄様お姉様がたがゆったり絵画鑑賞を楽しんでおられました。人に触れたりぶつかったりすることなく、自分のペースで進めるちょうどいい盛況ぶりでした。  「なるべく人混みに出ないで」通達が出されていなければ、きっとすごい混雑だったと思います。  鑑賞後、上野公園を横切ってJRの駅に向かいました。  がらんとした公園の風景は、季節といい空き具合といいどこかで見た感じ、、と考えたら、2011年の震災後の記憶とイメージがかぶってい...
南田緑香

自然のリズムが季節の名前に

 2月4日は立春です。春の気が立ち始めることから名前がついた立春は二十四節気の一つです。  「二十四節気」は、日本人が親しんで使ってきた季節の目じるしです。  太陽の影が一番長くなる日を起点にして、1年間を24に割った区切りの日それぞれに、季節にちなんだ呼び名がついています。  日本で使われていた暦は別にあります。明治5年(1872年)まで、日本では「太陰太陽暦」という暦を使っていました。  太陰太陽暦というのは太陰暦と太陽暦を組み合わせた暦です。  月が全く見えない夜である新月の日を毎月1日とすると、15日後が満月です。月日を月の満ち欠けで数える暦を「太陰暦」といいます。(中国のお正月の「春節」が毎年毎年決まった日でないわけは、今も中国では昔の暦が生きているからなんですね。)  月の満ち欠けの周期は29.5日です。1ヶ月が29日と30日の月を作り、調整していました。地球が太陽の周りを一周する周期は365.25日なので、大の月(30日の月)と小の月(29日の月)を順に繰り返すだけでは次第にズレが生じます。それで、32〜33ヶ月に一度のうるう月を加えて13ヶ月の年...
南田緑香

易とドラえもん

 ドラえもんが大好きとおっしゃるお客様から「易はドラえもんみたいですね」と言われました。  長い物語の中にこんなエピソードがあるそうです。  あるときのび太はドラえもんといっしょに自分の未来をのぞき、その未来をうれしいと思ったそうです。しかし、気がつきます。 「ドラえもんに助けてもらうと、良いと思っている未来も変わってしまうのでは?」  ドラえもんにあの手この手でピンチを救ってもらっているので助かっています。でも、このままでは、良いと思っている未来が違う結果になってしまうのではないかと悲しくなって、のび太は泣き始めます。  泣きやまないのび太にドラえもんは諭します。 「未来の最終的な結果は変わらないんだよ。だけど、そこにたどり着くまでの途中経過は別の未来になるから、君が感じることや考えることは変わっていくんだ。」 (注:セリフはそのまんまじゃありません。お客様の言葉を要約しました)  そのお客様はこの場面を読んで、子ども心に「ゴールすることより、途中で経験することにこそ価値がある」と発見したそうです。その場面が大好きで、それで易がドラえもんに似ていると教えてください...
峰彩花

今年は金でいきます

 とても変わった初夢を見ました。  鬼みたいな男に「金、金、金、金髪にしなさい!」と言われながら、追われてる夢です。  二晩続けて同じような夢を見て、 「わたしのラッキーカラー、今年は金色なのかも」と、思いました。  そうなると、世界情勢の波を受けて金の相場が値上がりしているニュースも目に付きますし、イヤリングやネックレス、バッグの持ち手や靴の飾りなど、街行く人のグッズでも金色が気になり始めます。金は見た目も明るく気持ちも上がります。  初仕事日にさっそく、お客様から小さな金色のねずみの置物をプレゼントしていただきました(自宅の玄関に飾りました)。  鬼だか男性に追われる夢のとおり、男性が金運も運んでくれているのでしょうか。どういうわけか、新春は男性のお客様が多くなりました。 「なんとなく喋りたいゆっくりしたい気持ちのとき、ここは男性にも居心地良いですね。ホームページは美しくて楽しいです。案内もわかりやすくて迷わず来られました。」  お褒めの言葉をいただきました。  うるさくなく、人目を気にせずにくつろぎながら会話できるこのサロンを気に入りましたと、喜んで...
峰彩花

あけましておめでとうございます

感慨深く2020年を迎えました。 一期一会が楽しみです。 人もお金もスムーズに回る、お幸せな一年が約束されますように。 そしてどうか本年も変わらぬご交誼の程宜しくお願い申し上げます。 峰
鴨下靖令

人のものを棄てるには

 最後の不燃ゴミの日、薄汚れた鍋や金具のついたカバンなどを処分しました。考えると捨てにくいので考えないようにしながら、朝から袋にポイポイ。後でどこに置いたかときっと探すだろうな、と思いながら。  夏と暮れの2シーズンのためだけに、考えに考えて2台目の冷蔵庫を購入しました。  設置場所は1階の夫の部屋に決めました。中型の冷蔵庫を一台置くために、本棚や小さな家具を粗大ゴミに出しました。1日がかりで部屋の中を全部片付けることになりました。  自分の物なら、高かったとか思い出の品であるとか迷いますが、人のものを棄てるには迷いがありません。  見事にすっきりした部屋に帰宅した夫は唖然としていました。  一階に冷蔵庫があると、夏は宅配の人に冷たい飲み物を上げられるし、お米や野菜など一度に届く重いものを入れられるから便利です。 鴨下