人間の錆び

新宿 占い サロン・ド・ミネ 峰彩花

 数日前、関西に住む姉が今月の初め救急車で運ばれ「危ない」状態だと電話が来ました。

 翌日様子を見に行きました。十数年ぶりに姉に対面したら別人の顔でした。鼻からチューブを入れられ、医者からは3週間の命と言い渡されているといいます。

 義兄が昨年亡くなってから、知らない地に引っ越し、息子と二人暮らしの生活をしていました。会話がなくなって食もなく、動くことさえ面倒になりだんだん細っていったらしいのです。

 姉に一生懸命昔の話を話しかけてみました。
 手を握ったり、指を触って
「お父さん、お母さん、Y江、K次、K子、F子」
と、両手を使って数えたりして遊びました。
 すると、昼には自分で箸を持ち白いご飯と梅干しを食べたいというのです。看護師さんに頼んだら、ご飯を3口、魚を1口、青菜のゴマ和えを1口食べました。
 食事も1口食べたら、「えらいえらい、すごいすごい!もう少し、あと1口」
と掛け声をかけて摂らせました。

 褒めたり、手を握ったり、頭をなぜたり、顔にニベアを塗ってきれいきれいしたり。ふだん3歳の子供と遊んでいて良かったと思いました。看護・介護は、幼児との遊びと同じレベルの遊びでも心が開くのですね。
 看護師さん方も上手ですね~。面白いですねェ~と、私も姉といっしょに褒められました(笑)。

 人間は口を動かすことで脳が刺激され、意識も強くなるのだと思いました。
 口を動かさないと錆びるのだなあ~。
 今はなんとか落ち着いていて嬉しいです。