ひとりきままな秩父巡礼(その1)

鴨下靖令

 昨年から秩父札所を巡拝しています。秩父の観音様をお祀りする寺を34ヶ寺廻るのですが、一人で一年かけて満願する予定が、3分の2の22ヶ寺しか回れていません。一人きままな巡礼なので、そのうちに年を越してしまいました。
 暖かくなり、平成が残り少なくなりました。平成のうちに満願しようと、この間の日曜日朝6時30分の電車に乗りました。  

 秩父に着いたのは9時前。二十三番の音楽寺へ向かうバスがすぐに出発するのに飛び乗りました。
 バスを降りると頼りになるのはガイドブックと地図だけです。地図を上に向けたり横にしたり、自分の位置を確認しながら、お寺の山門に立つことができました。

 写経と札とお賽銭をお納めし、鰐口(仏堂の前に釣り下がっている丸い鐘)を打ち手を合わせます。納経所で御朱印とおいずるもいただきました。
 今日一つ目のお寺の参拝を終え、二十四番のお寺に向かいます。

 道のところどころに「巡礼道」と書かれた小さな立て札があります。山を降りているとき、「巡礼古道」の札を見ました。躊躇なくその山道に入り込んだのは大失敗でした。(次の投稿に続く)

鴨下