2019-06

後藤こうれい

カラスに襲われる

先日朝の散歩中、曲がり角の真ん中に立っていたスーツ姿の男性が後ろを振り向きながら、 「あそこにカラスが二羽いて危ないから気をつけて」 と声をかけてくれました。 「怖いですね。ありがとうございます」  お礼を言ってカラスを見上げました。  この二羽は、一週間前にここを通ったときも同じ電線に止まっていたのを思い出しました。  急ぎ足でカラスの真下を通り抜けようと思い、被っていた帽子を深めに抑えたそのとき、頭の上に押される感覚が。  カラスが私の頭に足を乗せていったのです。 「ヒャ」  思わず声を上げてしまいました。  今、雛が孵っているらしく、下を歩いている人を威嚇しているようです。 後藤
峰彩花

雀がピイピイ

 玄関開けたら、雀がピイピイと鳴いていました  ピイピイが孫の泣き声と重なって聞こえ、思わずジィーッと見ていたら、飛んで行ってしまいました。  ポストから新聞を出して室内に戻ってしばらくたっても気になったので、そーっとドアを開けて木を見たら、雀は枝の陰でごそごそしていてまた鳴きました。  孫がミルクが足りなくて泣いている姿が再びよみがえり、お米を取りに戻りました。枝にご飯粒を少しつけて、木の下にもお米を置いてあげました。  数十分後、仕事に出るときに見たら、お米もご飯粒もありません。  雀が食べてくれたのだと思い、ニコニコ顔で門を出たが、道路の向こう側にカラスがいました。  「やだ~」と思いましたが、カラスも鳴くから、またまた孫が大泣きした顔が浮かんで「ま、いっかぁ~」と笑いがこみ上げてきました。  数年前、孫の歌が流行りましたが、今はあの歌の歌詞に「そうだそうだ」と拍手です。 峰