2020-02

南田緑香

できた空き時間には

 友達と計画を立てていた「都内の美術館で展覧会を見てから食事」の予定がキャンセルになってしまいました。  でも、どうしても見たい展覧会だったので、都内に出かけて用事を一つ済ませた帰り、時間が空いたすきに、ささ〜っと見てきました。  驚いたことが一つありました。  美術館の入り口に「65歳以上無料」の掲示が。  いつもなのか、今だけ特別なのかはわかりませんが、この美術館では水曜日、企画展のシニアの料金が無料になるんですって!(上野の東京都美術館。ちなみに私の入場料は1600円)  無料というだけあって、美術展はそこそこの入りでした。たくさんのお元気なお兄様お姉様がたがゆったり絵画鑑賞を楽しんでおられました。人に触れたりぶつかったりすることなく、自分のペースで進めるちょうどいい盛況ぶりでした。  「なるべく人混みに出ないで」通達が出されていなければ、きっとすごい混雑だったと思います。  鑑賞後、上野公園を横切ってJRの駅に向かいました。  がらんとした公園の風景は、季節といい空き具合といいどこかで見た感じ、、と考えたら、2011年の震災後の記憶とイメージがかぶってい...
南田緑香

自然のリズムが季節の名前に

 2月4日は立春です。春の気が立ち始めることから名前がついた立春は二十四節気の一つです。  「二十四節気」は、日本人が親しんで使ってきた季節の目じるしです。  太陽の影が一番長くなる日を起点にして、1年間を24に割った区切りの日それぞれに、季節にちなんだ呼び名がついています。  日本で使われていた暦は別にあります。明治5年(1872年)まで、日本では「太陰太陽暦」という暦を使っていました。  太陰太陽暦というのは太陰暦と太陽暦を組み合わせた暦です。  月が全く見えない夜である新月の日を毎月1日とすると、15日後が満月です。月日を月の満ち欠けで数える暦を「太陰暦」といいます。(中国のお正月の「春節」が毎年毎年決まった日でないわけは、今も中国では昔の暦が生きているからなんですね。)  月の満ち欠けの周期は29.5日です。1ヶ月が29日と30日の月を作り、調整していました。地球が太陽の周りを一周する周期は365.25日なので、大の月(30日の月)と小の月(29日の月)を順に繰り返すだけでは次第にズレが生じます。それで、32〜33ヶ月に一度のうるう月を加えて13ヶ月の年...