鴨下靖令

鴨下靖令

芽根出〜る

 やっと冬物を片付け夏物を出しました。五月になったというのに寒暖の差があり、入れ替えをしようと思うと肌寒かったりで、半袖セーターと薄いダウンが同居状態でした。  部屋もすっきりしたら、外の植木も気になり、鉢が小さくなった植木や弱った花等を手入れしました。  わたしが行く美容室はいつも緑で飾られています。美容師さんがわたしと同じように植木好きなのです。 「メネデール」という植物活力素を教えてもらいました。弱った植物に効果があるそうです。  切り枝を薄めた液に入れておいたら、根が伸びてきました。挿し木として植えます。 「メネデール」は「芽・根・出る」でした。 鴨下
鴨下靖令

中年~初老の女性は元気!

 先日は、「武田信玄の命日の日だけの御朱印」を頂くバスツアーに参加しました。  一般の応募はしていないはずなのに、バスは2台。ほとんどが女性の一人参加でした。  最初に行った甲州の大善寺は本堂が国宝で、山梨県で一番古い建物です。敷地内には宿坊といっしょにぶどう園もありました。このお寺の薬師如来は手にぶどうを持っています。ぶどうは薬として日本に入ってきたそうです。また今度、ゆっくり来たいと思うお寺でした。  次は恵林寺は武田玄信の菩提寺です。お墓まいりをして一年に一度だけの「金字の御朱印」をいただきました。  最後に甲斐善光寺を回って新宿に帰ってくるという一日でした。  中年~初老の女性は元気です。  食事もトイレも誘い合い「いつからのお友達?」と思うほどの仲間意識が芽生えてました。  一方、男性は食事も一人で淋しげに見えました。  隣の席の方とすっかり仲良しになり、新宿でバスを降りるときには、住所と電話番号を交換して、「次回のバスツアーでの再会」を約束して別れました。  平成最後の投稿となります。令和になっても元気で旅を楽しみたいです。 鴨下
鴨下靖令

ひとりきままな秩父巡礼(その2)

(前回からの続き)  この古道は江戸時代からの道でした。片側は崖、一人で歩くのがやっとの道幅です。枯葉で滑るので、一歩一歩注意して進みます。滑り落ちたらすぐには誰にも気付かれないことでしょう。  薄暗い山道を小一時間歩いた時、反対側から男性が歩いてくるのが見えました。 「巡拝ですか?」 「どうぞ気をつけて」と、声を掛け合ってすれ違いました。  やっと国道に出ると、目前に長い石段。もうすでに膝がガクガクの状態なのにと思いながらも、満開の桜に励まされて上がりました。  無事にお参りして、お寺の下にある食事処で一休み。バス停の前だったのでバスの時間を聞くと、1日に3便しかないとことでした。 「ちょっと待ってください」 店長が奥に入り、出てくると、 「今、息子が次のお寺までお送りします」 と言ってくださいました。 「えーっ、そんなー」  バスが今から一時間も先では今日はもう歩けない時間になってしまいます。甘えることにしました。  やはり仏様はいるのだなぁーと、嬉しくなってしまいました。  食堂の息子さんに二十五番まで送っていただき、元気が復活しました。二十八番、...
鴨下靖令

ひとりきままな秩父巡礼(その1)

 昨年から秩父札所を巡拝しています。秩父の観音様をお祀りする寺を34ヶ寺廻るのですが、一人で一年かけて満願する予定が、3分の2の22ヶ寺しか回れていません。一人きままな巡礼なので、そのうちに年を越してしまいました。  暖かくなり、平成が残り少なくなりました。平成のうちに満願しようと、この間の日曜日朝6時30分の電車に乗りました。    秩父に着いたのは9時前。二十三番の音楽寺へ向かうバスがすぐに出発するのに飛び乗りました。  バスを降りると頼りになるのはガイドブックと地図だけです。地図を上に向けたり横にしたり、自分の位置を確認しながら、お寺の山門に立つことができました。  写経と札とお賽銭をお納めし、鰐口(仏堂の前に釣り下がっている丸い鐘)を打ち手を合わせます。納経所で御朱印とおいずるもいただきました。  今日一つ目のお寺の参拝を終え、二十四番のお寺に向かいます。  道のところどころに「巡礼道」と書かれた小さな立て札があります。山を降りているとき、「巡礼古道」の札を見ました。躊躇なくその山道に入り込んだのは大失敗でした。(次の投稿に続く) 鴨下
鴨下靖令

吉方取り③ ご縁が繋がるとき

 知人の一生懸命に付き合って見つけたT市の小さな神社でのお水取りも忘れられない思い出です。  時刻まで合わせたので遅い時間になりました。冬の夕刻、薄暗くなり始めた神社に着いたとき、目を疑いました。  町中の小さな神社の社までの短い山道の両側に、灯を入れた提灯が並んでいたのです。 「待っていてくださった」 と、勝手に感激してしまいました。  ところが、うす暗くなっていることもあり、湧水の場所がわからず、立ち往生してしまいました。そのとき、宮司さんのお宅にお客様が来て中から奥様が外に出てこられたのです。 「偶然?」  急いでうかがいました。 「すみません、お水取りにきたのですが」 「ご苦労さま」  お手水舎の横の水栓を指して 「これが井戸の栓です。いつでもどうぞ」 と教えていただけました。  ご縁をいただけた場所は大切です。その後吉方のたびになんども伺いました。  何年かして、いっしょに行った知人が 「不思議よね~。息子の会社(息子さんは社長)と仕事の取引きをするようになった会社、あの神社の近所なの」 と。  ご縁とはこうして繋がっていくのだと...
鴨下靖令

吉方取り② 湧き水を求めて

 吉方取りにはお水取り、お土取りなど、気を頂く方法がいくつかあります。  お水取りは自然の湧水をそのままの状態で飲用するという方法です。現在は衛生上、生水を飲まないほうがよいらしいですが、今でも綺麗な湧き水を飲むことができる場所もあります。  千葉の久留里の湧水も人気のある場所です。 町の何ヶ所かに湧水を汲める場所がありますが、不思議なことに、その場所その場所で微妙に味に違いがあります。 そんな湧き水の町には造り酒屋が多いのです。お水を頂いた折に日本酒を買ってお土産にするのも楽しいものです。 酒は水が命といいますが、確かにどの店も良い井戸で水がこんこんと湧いていて「お水取り」というと分けていただけます。造り酒屋さんの水は安心して飲用できて嬉しいです。都内にも造り酒屋が何ヶ所かあります。 東京都調布市にある深大寺の境内にも有名な湧水があります。 深大寺はお蕎麦も名物で、名水で打った美味しい蕎麦店が何軒も並んでいます。もちろんコーヒーも美味しいのです。  しょんぼりされた方に元気になっていただくには、吉方に出向きその気を頂くという方法をお教えしています。そのときその地で取れた野菜とか...