南田緑香

世界はひとつ

 世界中にウィルスが拡がって、いろんな国で外出禁止となっています。  イタリアとオランダに友人が住んでいるのですが、facebookのメッセンジャーやスカイプで話し合えるのは心強いです。お互いに励ましあっています。  友人から教わる情報も多いです。  ドイツでは文化相から、 「音楽や文化の将来を担う若手と中堅のアーティストが廃業してしまい、芸術の歴史の可能性や経済効果が失われないように、支援をします」 という内容のプレスレリースが出されたそうです。  さすが、芸術の国!日本のはるか先をいってます。    オランダは「若い人ならむしろ積極的に感染して、1日も早く自然に抗体を獲得して、年寄りや体の弱い人を守ろう」という作戦を選んだようです。  日本のように、お年寄りと若い家族が狭い家で身を寄せ合って同居するという生活のスタイルじゃないし、高齢者福祉も進んでいるから取れる選択なのかなと思いました。  ダイナミックな発想に驚きます。  また深刻な医療の混乱に苦しむイタリアからは、外に出かけられない人々がベランダに出て、鍋を打ち鳴らしたり、合唱して励まし合う「モブ」...
峰彩花

お彼岸入り

卒業式シーズンです。 出勤時に羽織袴姿のお嬢さまたちを見かけました。 例年なら満面の笑みの親娘が歩いていたことでしょう。 ことしはコロナウィルスの影響で、卒業式も縮小されたからでしょうか。 歩いているのは娘さんだけ。 かわいそうだなぁ~と……。 ですがなにはともあれ、おめでとうございます! 桜も2日でこんなに開きました。明るく楽しませてくれます。 花の命は強い。そして短いなあー。 コロナ菌も強い。ついでに短く早く静かに去って欲しい。 切に願います。 ちなみに本日よりお彼岸入りです。 御先祖様に手を合わせましょう。 お彼岸なので仕事場に、お花弁当を作って持って来ました。 ベコモチもお彼岸色です。 食べることが好きなのでついつい作り過ぎてしまいますが……。 食べます❗ 峰
峰彩花

雪の日の姉妹

姪の子供、5歳と7歳の姉妹の話です。 一昨日、午後4時過ぎに雪が降りました。 5歳のいろはが珍しく外で遊びたいと言いだします。 この子普段はテレビ娘で、家ではいつも動こうとしない。 けれどこの日は 「外は寒いからダメよ〜」と言っても、 「早く、早く。早くしないと雪が溶けちゃうよ〜」 と、あせって今にも怒り出しそうです。 コートを引っ掛けて、靴下をはかせて飛び出しました。 7歳のお姉ちゃんのほうは、珍しくYoutubeを見ていて動かない。 いろはと外で15分ほど遊んでいたら、やっと外に出てきました。 この二人、姉妹なのに、性格は正反対。 いつもは一人が笑って喋っていると、一人が泣いたり怒ったりしています。 この日は二人して両手を挙げて、口をあけて、ほっぺを真っ赤にして大笑い。 二人の大笑いを見ながら、私は玄関先でぶるぶる震えていました。 久しぶりに息が合った二人を見ながら、 「あー、姉妹だったんだな」 と、安心しました。 峰
南田緑香

0歳児と5歳児のパワーに倒される

引きこもりキャンペーン、絶賛開催中です。 近所の友人のお家へマスクの型紙をいただきに行ったら、2人のお孫さんの子守をしていました。 妹の女児はぷくぷくほっぺとボンレスハム太ももの生後6ヶ月。笑顔に癒されました。 しかし。兄5歳は超ハイテンション。ゲームとビデオ、声の出る刀、積み木、三つの遊び道具の間を休むことなく飛び回り、早口でずっとおしゃべり。 まず声のボリュームに圧倒されます。 なにか答えようとするも、子どもの話の内容にはまったくついていけませんでした。 1時間半でおのれの非力を思い知り、逃げ帰りました。 全国の0歳〜5歳ぐらいのお子様を持つパパとママ、皆さまを尊敬します!! 神様、日本じゅうの幼稚園、小学校を早く再開してあげてください! 南田
南田緑香

いちばんの針打ち達人

春はお別れの季節でもあります。 今日はわたしの母の病気の3月最後の治療日です。 病院内の治療室の廊下で、母がとてもお世話になっていたK看護士さんからご挨拶をいただきました。 今月でこの病院を退職されると! わたしの母は血液検査のときも点滴治療のときも血管が出にくく、ふつうの看護士さんが何回刺してもヒットしないことが多い人です。 ところがKさんは、母がどんなコンディションのときでも、一発で腕の血管を捉えることができる、点滴治療室一の針打ち達人でした。 「Kさんおられますか?」 と、母は受付で毎回、Kさんを名指しでお願いしてきました。 数えたら丸4年の間、治療を支えていただきました。 薬の副作用の痛みや不調を丁寧に聞いていただき、Kさんの笑顔で治療の不安が吹き飛びました。 それが、もう二度とおめにかかれないなんて! たくさんの方に支えられて、命を繋げていただいてきたのだなあ。 心から感謝がわいてきます。 Kさんとのお別れは寂しいけれど、見送る側になれたのはつくづく、幸せなことです。 Kさん、ありがとうございました! 南田
鴨下靖令

暑さ寒さも彼岸まで

新型コロナウィルス感染予防のために、サロンが臨時休業になりポッカリと空いた日は、五年前に亡くなった妹の命日でした。 暖かなお天気に誘われて、亡き妹の墓参りに出かけました。 都心のホテルのような永代供養墓のカウンターで名前を告げると、係が出てきてエレベーターで階上へ案内されました。 コンピュータ制御された広く豪華な造りの部屋には、墓石が10基並んでいます。 そこでたった一人、焼香して手を合わせました。 この間1分ぐらい。 いくら丁寧に手を合わせても、誰もいない場所での1分は長く感じます。 コンピューターの墓は供物も花も上げる必要なしです。 すべてが整い、することは焼香と手を合わせることのみでした。 ふつうの墓参りは草取り、墓石を洗い、花や線香、水、お茶、好物のお菓子などを備えます。 そして手を合わせると少なくても小一時間はかかります。 時間だけでは計れないけれど、簡単すぎるのは少々寂しい。 手ぶらでお参りできる気軽さもあるが、物足りないと感じます。 カウンターでお参りが終わったことを伝え外に出ると、お寺の庭は梅や桃の花が美しかったです。 そ...